雁行がんかう)” の例文
あやしふねつひ弦月丸げんげつまる雁行がんかうになつた。船橋せんけう船長せんちやう右顧左顧うこさこしきりに心安こゝろやすからずえた。
眠る時は人にとほき処にてあつまり眠る、此時は首をあげて四方を見てゐる雁二羽あり、人これを番鳥ばんどりといふ。求食あさるにもしか也。とぶれつをなすは雁行がんかうとて兵書へいしよにもいへり、人のしる処也。