“開帳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいちょう75.0%
かいちやう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あすは、おてらのお開帳かいちょうで、どんなにかこのへん人通ひとどおりのおおいことだろう。お天気てんきであってくれればいいが。」といいました。
石をのせた車 (新字新仮名) / 小川未明(著)
お向うの林念寺の坊さんなどは、訳を知らないから、柳生様では大名相手のお開帳かいちょうでもはじめたのかと、おどろいている。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
はる攝州せつしう多田院ただのゐん開帳かいちやうがあつて、玄竹げんちく病家びやうかすきうへ、一にち參詣さんけいきたいとおもつてゐた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
五月山さつきやまが一ぽん々々/\かぞへられるやうになると、池田いけだまちながさかしたおろされた。此處ここからはもう多田院ただのゐんへ一開帳かいちやうにぎはひは、この小都會せうとくわいをもざわつかしてゐた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)