“門地”の読み方と例文
読み方割合
もんち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
象次郎曰ふ、復古はかたきに非ず、然れども門地もんちはいし、門閥もんばつめ、けんぐることはうなきに非ざれば、則ち不可なりと。二人の本領自らあらはる。
しかも年は二十はたちになったが、妻はまだめとっていない。家は門地もんちも正しいし、親譲りの資産も相当にある。詩酒の風流をほしいままにするには、こんな都合つごうい身分はない。
奇遇 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
当時筑摩家は門地もんちも高く、数ヶ国を領していた大々名であったから、屈辱的な降参ではない迄も、決して対等の和睦をしたのではなく、実は一閑斎の麾下きか隷属れいぞくしたのであろう。