“門閥”の読み方と例文
読み方割合
もんばつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「二十五歳で、聖光院の門跡とは、破格なことだ。……やはりびとがよいか、門閥もんばつがなくては、出世がおそい」などと羨望せんぼうしあった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
第二門閥もんばつできまる場合もある。第三には芸能できまる場合もある。最後に金できまる場合もある。しかしてこれはもっとも多い。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
学校の規則もとより門閥もんばつ貴賤きせんを問わずと、表向おもてむきの名にとなうるのみならず事実にこの趣意をつらねき、設立のその日より釐毫りごうすところなくして
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)