長日月ちょうじつげつ)” の例文
長日月ちょうじつげつ病床にしながら、公の身辺にべる者にさえ苦しき顔を見せなかったという。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
故に事物によりてはただちに生命に関するものあり、しかも滞在半年余の長日月ちょうじつげつを要する胸算きょうさんなりしがゆえに、すこぶる注意周到なる準備をすにあらざれば、べきにあら
さなきだにかれ憔悴しょうすいしたかお不幸ふこうなる内心ないしん煩悶はんもんと、長日月ちょうじつげつ恐怖きょうふとにて、苛責さいなまれいたこころを、かがみうつしたようにあらわしているのに。そのひろ骨張ほねばったかおうごきは、如何いかにもへん病的びょうてきであって。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)