“長日月”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょうじつげつ60.0%
ちやうじつげつ40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長日月ちょうじつげつ病床にしながら、公の身辺にべる者にさえ苦しき顔を見せなかったという。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
故に事物によりてはただちに生命に関するものあり、しかも滞在半年余の長日月ちょうじつげつを要する胸算きょうさんなりしがゆえに、すこぶる注意周到なる準備をすにあらざれば、べきにあら
さなきだにかれ憔悴せうすゐしたかほ不幸ふかうなる内心ないしん煩悶はんもんと、長日月ちやうじつげつ恐怖きようふとにて、苛責さいなまれいたこゝろを、かゞみうつしたやうにあらはしてゐるのに。其廣そのひろ骨張ほねばつたかほうごきは、如何いかにもへん病的びやうてきつて。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
最期さいご用意よういあはれみじかちぎりなるかな井筒ゐづゝにかけしたけくらべふりわけがみのかみならねばくとも如何いかゞしらかみにあねさまこさへてあそびしころこれはきみさまこれはわれ今日けふ芝居しばゐくのなりいや花見はなみはうれはしとたはむはせしそれひとつもねがひのかなひしことはなくまちにまちし長日月ちやうじつげつのめぐりれば果敢はかなしや
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)