“釣手”の読み方と例文
読み方割合
つりて100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
俺は夢中で飛び込んだ時、蚊帳にぶつかったと見え、釣手つりては引きちぎられてだらりとたれかかったが、俺も清三もいつの間にかはねのけていたと見える。
彼が殺したか (新字新仮名) / 浜尾四郎(著)
小僧こぞうや。小「へえ。旦「おとなりいつてノ蚊帳かや釣手つりてを打つんだから鉄槌かなづちして下さいとつてりてい。小「へえ……いつまゐりました。旦「してれたか。 ...
吝嗇家 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
其の隣りなる釣り手に向ひ「随分の釣手つりてだね。釣堀も、此位に繁昌すれば大あたりだが」と言ひけるに
東京市騒擾中の釣 (新字旧仮名) / 石井研堂(著)