“釣竿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つりざお76.4%
つりざを23.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして壁に沿った長い卓の半分は、釣竿つりざおだの、釣道具だので一杯である。残りの半分は、鉄砲と火薬類の缶とがずらりと並んでいる。
アラスカ通信 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
あれをかたづけたり、これをとりちらかしたりした挙句、夕方になると清二はふいと気をかえて、釣竿つりざおを持って、すぐ前の川原に出た。
壊滅の序曲 (新字新仮名) / 原民喜(著)
太くたくましい物干竿ものほしざをを外して、洗濯物を縁側へ投り出したまゝ、ためつすかしつ釣竿つりざを屋が釣竿を試すやうなことをして居りました。
もしかしてざるのかはりに釣竿つりざををかついで、なにかもつとほかさかなをもりたいとおもときには、ぢいやにたのんで釣竿つりざをつくつてもらひました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)