“野澤”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
のざわ50.0%
のざは50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
飛鳥とぶとりもあとをごすなに候へば、大藤おほふぢ大盡だいじん息子むすこきしに野澤のざわ桂次けいじ了簡りようけんきよくないやつ何處どこやらの割前わりまへひと背負せよはせてげをつたなど〻斯ふいふうわさがあと/\にのこらぬやう
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
勝手かつてにやつてませうとわざとすねて、むつとかほをしてせるに、野澤のざわさんは本當ほんたうにどうかあそばしていらつしやる、なにがおさわりましたのとおぬひはうつくしいまゆしわせてこゝろしかねるてい
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
飛鳥もあとを濁ごすなに候へば、大藤の大盡が息子と聞きしに野澤のざは桂次けいじは了簡の清くない奴、何處やらの割前わりまへを人に背負せて逃げをつたなどゝ斯ふいふ噂があと/\に殘らぬやう
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)