“釈迦如来”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゃかにょらい80.0%
しやかによらい20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仏祖釈迦如来しゃかにょらいは、大悟の眼をひらいて雪山せっせんを下りたという。彼は、新しい知識に信をかためて伝統の法城へ勇躍してのぼってゆく。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
が、その眉間みけん白毫びゃくごう青紺色せいこんしょくの目を知っているものには確かに祇園精舎ぎおんしょうじゃにいる釈迦如来しゃかにょらいに違いなかったからである。
尼提 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
うも宿泊人とまりがなくつてはやうがない、なんとかうま工夫くふういものから……ウム、日外いつぞや説教せつけうで聞いた事が釈迦如来しやかによらいのお弟子でし槃特はんどくふがあつて
(和)茗荷 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
いたつて愚鈍おろかにしてわすれつぽい……托鉢たくはつに出て人におまへさんの名はと聞かれても、自分の名さへ忘れるとふのだから、釈迦如来しやかによらい槃特はんどくの名を木札きふだに書き、これを首にけて托鉢たくはつに出したと
(和)茗荷 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)