“祇園精舎”のいろいろな読み方と例文
旧字:祇園精舍
読み方割合
ぎおんしょうじゃ82.4%
ぎをんしやうじや11.8%
ギヲンシヤウジヤ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あるいはまた名高い給孤独長者きゅうこどくちょうじゃ祇園精舎ぎおんしょうじゃを造るために祇陀童子ぎだどうじ園苑えんえんを買った時には黄金おうごんを地にいたと言うことだけである。
尼提 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
一面この特性あるを許すとせんも、他面悲哀厭世の特質を看過するを得べきか。祇園精舎ぎをんしやうじやの鐘の音に人生の無常を観ぜし当年の鎌倉武士、足利あしかゞ時代の国民は如何いかさまにか之れを解すべき。
国民性と文学 (新字旧仮名) / 綱島梁川(著)
祇園精舎ギヲンシヤウジヤノ鐘ノ声、沙羅双樹ノ花ノ色——に始まった書き出しからの物語をここで結ぶ一大文章供養の文といってよい。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)