“追敷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おいじき66.7%
しき33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「その方がいゝでしょう。兎に角、今晩は追敷おいじきをいたゞきに伺うんですからはずせません」
勝ち運負け運 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
黒眼鏡をかけて、糸織の袷羽織あわせばおりに、角帯をしめて、茶の中折帽、東京から来て今生糸いと相場ほうへ思惑をしてみたが、ちょっと、追敷おいじきが足らなくなったからと、軽く言っているのだがね……
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「どうでしょう、私も、きょうの夕刻の七時までには、どうしても、生糸いとの方へ、追敷しきがなければならない場合ですから、即金ならば、たくさんは困るが、ある程度まで見きりますが」
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)