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起
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たち
ふりがな文庫
“
起
(
たち
)” の例文
起上
(
たちあが
)
ッて部屋へ帰ろうとは思いながら、つい
起
(
たち
)
そそくれて
潮合
(
しおあい
)
を失い、まじりまじり思慮の無い顔をして
面白
(
おもしろく
)
もない
談話
(
はなし
)
を聞いているうちに
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
百難
起
(
たち
)
て彼の進路を妨ぐるといえども彼の確信は
毫
(
ごう
)
も動くことなく、ついに
麁粗
(
そそ
)
ながらも英国をして公義と平等とに基する共和国となすに至れり
基督信徒のなぐさめ
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
今日と
成
(
な
)
りては
惜
(
お
)
しき事をしましたと
談次
(
だんじ
)
、先生
遽
(
にわ
)
かに
坐
(
ざ
)
を
起
(
たち
)
て
椽
(
えん
)
の方に
出
(
いで
)
らる。
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
支倉が居間の方へ引下ると、石子刑事は直ぐに
起
(
たち
)
上って、廊下に出て柱の蔭に隠れるようにしながら、じっと居間の様子を覗った。支倉の着物を着替えている姿が、チラ/\と見え隠れする。
支倉事件
(新字新仮名)
/
甲賀三郎
(著)
祈
(
いの
)
りける所に享保八年十月十一日
彌々
(
いよ/\
)
御
所刑
(
しおき
)
の由幸手宿村役人を以て穀屋平吉へ申
渡
(
わた
)
され富右衞門妻へも此段申聞られしかば此事を城富は聞より
起
(
たち
)
つ居つ
心配
(
しんぱい
)
し
其儘
(
そのまゝ
)
長谷川町の家を
駈
(
か
)
け
出
(
だ
)
し杖を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
けれども十分とは自分を
待
(
また
)
さなかった、彼の
起
(
たち
)
あがるや病人の
如
(
ごと
)
く、何となく力なげであったが、
起
(
た
)
ったと思うと
其
(
その
)
儘
(
まま
)
くるりと
後向
(
うしろむき
)
になって、砂山の
崕
(
がけ
)
に面と向き、右の手で其
麓
(
ふもと
)
を掘りはじめた。
運命論者
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
会堂にありしものこれを
聞
(
きき
)
て大に憤り、
起
(
たち
)
てイエスを
邑
(
まち
)
の外に出し
投下
(
なげおろ
)
さんとて、その邑の建ちたる崖にまで曳き往けり。(
路加
(
ルカ
)
伝第四章二十八、二十九)
基督信徒のなぐさめ
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
“起”の意味
《名詞》
起(き)
漢詩の起承転結の最初。起句。
(出典:Wiktionary)
起
常用漢字
小3
部首:⾛
10画
“起”を含む語句
起居
起重機
起出
想起
惹起
起臥
起伏
起立
躍起
縁起
起上
起因
起請
早起
隆起
凸起
突起
起床
起源
蹶起
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