“潮合”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しおあ40.0%
しほあひ40.0%
しおあい20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その潮合しおあいを見て、吾輩が出て行って、その眼の底に在る疲れ切った意識の力と
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
戦の潮合しほあひを心得た将門は、くつわつらね馬を飛ばして突撃した。下野勢は散〻に駈散けちらされて遁迷ひ、余るところは屈竟くつきやうの者のみの三百余人となつた。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
起上たちあがッて部屋へ帰ろうとは思いながら、ついたちそそくれて潮合しおあいを失い、まじりまじり思慮の無い顔をして面白おもしろくもない談話はなしを聞いているうちに
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)