“起重機”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きじゅうき52.9%
クレーン17.6%
きぢゆうき11.8%
クレイン5.9%
きじゆうき5.9%
ウインチ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さあ、その大したえものを、こっちの船へ起重機きじゅうきでつりあげるから、お前たち、下にいて、ぬかるなよ」
豆潜水艇の行方 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「余り見括みくびって貰うまいぜ。建築家の読んだ歌は流石さすがに実がある。つと起重機クレーンの原理を説いているところが豪いさ」
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
てい幾度いくたびかん水線甲帶すいせんかうたいくだけんとしたが、やうやくのこと起重機きぢゆうきをもつて、我等われら餘人よにんれるまゝ端艇たんていが「」の甲板かんぱん引揚ひきあげられたときには、はじめてホツと一息ひといきついたよ。
寄港は、長い航海中での祭日だ。誰もかれも必要以上に着飾って、石炭の風と起重機クレインの唸りの本船から脱出して来たらしい。
宏大くわうだいなる洞窟どうくつなか數部すうぶわかたれ、船渠せんきよ起重機きじゆうき製圖塲等せいづじやうとう整備せいびはいふまでもなく、錬鐵塲れんてつじやうには鎔解爐ようかいろあり、大鐵槌だいてつゝゐあり、鑄物塲ちゆうぶつじやうには造型機ざうけいき碎砂機さいしやきそなへ、旋盤塲せんばんじやうには縱削機じゆうせうき横削機わうせうき平鉋盤へいほうばん
鎖を巻く起重機ウインチの音と共に諾威ノルウェー船ヴィクトル・カレニナ号は岩壁を離れた。
上海された男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)