“赤鬚”の読み方と例文
読み方割合
あかひげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十三連隊がとりこにした、ロスケの赤鬚あかひげが、練兵場の仮小屋の中に入れられる、というので、私達は村の人達と一緒に見に行った。
戦争雑記 (新字新仮名) / 徳永直(著)
また亡者は濃い赤鬚あかひげを一生剃らなかつたのに、弁士はいつも顔を綺麗に剃つてゐたやうに言つてゐる。そのうち弁士も気がいてみると、向ふの墓石はかいしそばに、死んだ筈の書記が立つてゐるではないか。
「ロスケが悪いのだ、赤鬚あかひげが悪いのだ」
戦争雑記 (新字新仮名) / 徳永直(著)