“賽錢”の読み方と例文
新字:賽銭
読み方割合
さいせん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仁三郎は全くの一人者で、金も係累けいるゐも、人に怨を買ふおぼえもなく、その上、賽錢さいせん箱が無事で、取られた物といつては、拜殿のすゞだけ。
『さうだ、神樣に頼みたいことがあつたら、前から拜むより、うしろからさう言つた方がよく聞えるぜ、お賽錢さいせん此處こゝからの方がくよ。』
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
野郎やらうおれいまげたお賽錢さいせんめアがツて、ふてやつだ。ぶンなぐるからおもへツ』とよばはる。