“誘掖”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆうえき66.7%
いうえき33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、後進を誘掖ゆうえきする地位にいる時には、この事は注意しなければならない。自分が重要と考える問題は、必ずしも唯一な重要問題ではない。
鑢屑 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
幸いにも、又学舎ゆうがくしゃには、たくさんな門生がいた。もともとここは、道三が後進を誘掖ゆうえきすべくおこした医の塾だからである。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
後進を誘掖いうえきするに到りては、今の独逸ドイツ文学に酔へる青年幻想家、いかでか一鞭をふるふて、馬を原頭に立るの勇気無らん。
劇詩の前途如何 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
〔譯〕誘掖いうえきして之をみちびくは、教の常なり。警戒けいかいして之をさとすは、教の時なり。に行うて之をきゐるは、教の本なり。言はずして之を化するは、教のしんなり。