“又学舎”の読み方と例文
読み方割合
ゆうがくしゃ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幸いにも、又学舎ゆうがくしゃには、たくさんな門生がいた。もともとここは、道三が後進を誘掖ゆうえきすべくおこした医の塾だからである。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここは白河道へ通じる松原の一角で、市民は、又学舎ゆうがくしゃとよび慣れているが、庭園の柴門には翠竹院すいちくいん板額はんがくが見えるし、講堂には、啓廸堂けいてきどうの額がある。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
又学舎ゆうがくしゃの門人たちは、門前にたかってのぞきこんだり、塀の穴をさがしている弥次馬を追うのに、大汗をかいていた。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)