“学舎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まなびや75.0%
がくしゃ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……いや怖かろう、あいつは、日野の学舎まなびやにいても、叡山えいざんにいても、師に取り入るのが巧く、長上にへつらっては、出世したやつだ。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
校庭も広く、樹木も多く、そして周囲は塀の代りに、ただ生垣がめぐらしてあるだけの、木造の素朴な学舎まなびやである。しづちゃんの通信簿を見せてもらった。唱歌に、図画に、書方がいい成績である。
前途なお (新字新仮名) / 小山清(著)
この学舎がくしゃには、堀河、京極、五条、烏丸などの、権門けんもんの子をはじめ、下は六、七歳から十五、六歳の子弟を預かっていて、民部は今日までずいぶん多くの少年を手にかけてきているが
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)