“学殖”の読み方と例文
読み方割合
がくしょく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
シューマンは十九世紀のロマン派作曲家中、最も学殖がくしょくに富み、最も生真面目きまじめな、最も芸術的な人であった。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
当時余はほんの小供こどもであったから、先生の学殖がくしょくとか造詣ぞうけいとかを批判する力はまるでなかった。第一先生の使う言葉からが余自身の英語とはすこぶる縁の遠いものであった。
作者としては充分な学殖がくしょくたっとき未来とをもった、若く美しい楠緒女史は春のころからのわずらいに、夏も越え、秋とすごしても元気よく顔の色もうつくしく、語気も快活にいゆる日を待ちくらして
大塚楠緒子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)