“小供”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こども91.9%
ばう2.7%
わらし2.7%
コドモ2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
桂は顔を挙げて小供こどもに解りやすいようにこの大発明家のことを話して聞かし、「坊様も大きくなったらこんなえらい人におなりなさいよ」
非凡なる凡人 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
……乃公わしところ今日けふ小供ばう袴着はかまぎ祝宴いはひがあつて、いま賓客きやくかへつたが少しばかり料理れうり残余あまつたものがあるが、それをおまへげたいから、なにか麪桶めんつうなにかあるか、……麪桶めんつうがあるならしな。
『瀬がはやえだでなア! これやハア先生どこ小供わらしだナ。』
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
「ア、アタシ ワルカッタヨー。……ヤ、ヤ、ヤマナンカ、キョウガ、ハ、ハ、ハジメテナンダ……アタシニハ……カミサンモ……コ、コ、小供コドモモアルンダヨー。……ワア! タスケテクレエ……」