“がくしょく”の漢字の書き方と例文
語句割合
学殖100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かつて彼女の写真を見るに、豊頤ほうい、細目、健全、温厚の風、靄然あいぜんとしておおうべからざるものあり。母の兄弟に竹院和尚おしょうあり、鎌倉瑞泉寺の方丈ほうじょうにして、円覚寺の第一坐を占む、学殖がくしょく徳行衆にぬきんず。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
それは、地位にしろ、財産にしろ、学殖がくしょくにしろ、私とは段違いの求婚者が、突然初代の前に現れたことであった。彼は、有力な仲人なこうどを介し、初代の母親に対して、猛烈な求婚運動を始めたのである。
孤島の鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
と三輪さんは団さんの曲解きょっかいを鵜呑みにして学殖がくしょくてらった。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)