“行立”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆきた77.8%
11.1%
ゆきたて11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
内儀「御覧よ、こういう心だもの、実に私も此のには感心してしまったが、お前幾干いくらお金があったら此の暮が行立ゆきたつんだよ」
文七元結 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
それから二人はおよそ巴里中にある、ありとあらゆる宝玉屋の店頭みせさき行立った。失なした飾りに類似の品を求めて歩いた。身体は綿の如く疲れきって、胸はいうべからざる苦悶を以てみたされた。
頸飾り (新字新仮名) / ギ・ド・モーパッサン(著)
お島はそう言って、この商売をはじめた自分の行立ゆきたてを話して、みんなを面白がらせながら、二時間も話しこんでいた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)