“藍田”の読み方と例文
読み方割合
らんでん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
左側に、雪岑せっしん、また藍田らんでん、右側には大覚和尚だいがくおしょう。そのほか老僧十一名、弟子僧数十人、生ける羅漢図らかんずのようにずらりと並んでいた。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
黄に薄藍うすあいの影がさす、藍田らんでんの珠玉とか、やわらかく刻んで、ほんのりとあたたかいように見えます、障子ごしに日が薄くすんです。
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
またまとい給う銀紗ぎんしゃのおんから、藍田らんでんの珠の帯やら白玉はくぎょくのかざりにいたるまで、光燿こうようそのものの中にあるおすがただった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)