“藍色”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あいいろ85.9%
あゐいろ11.5%
らんしょく2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とうとう、半蔵らの旅は深い藍色あいいろの海の見えるところまで行った。神奈川かながわから金沢かなざわへと進んで、横須賀行きの船の出る港まで行った。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
地味な藍色あゐいろの袷、赤い帶揚が僅かに燃えますが、浮世繪から拔け出したやうな非凡の姿態ポーズで、二人の先に立つて、イソ/\と奧へ案内するのです。
富士三十六景中快晴の富士と電光の富士とがその一は藍色らんしょくの光線に染められ、その一は全く異りたる赤色となれるが如き
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)