“薄板”の読み方と例文
読み方割合
うすいた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
以前に幅の広い薄板(うすいた)をまげてとじた桶、または水甕(みずがめ)をもって水をはこんでいたころには、これに手をつけてひっさげるなどということは、想像もおよばぬ話であった。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
薄板(うすいた)を組合(くみあは)せて名刺(し)形(かた)の暗箱(あんはこ)をこしらへる。内部(ぶ)を墨(すみ)で塗(ぬ)る。眼(め)鏡屋(や)から十五錢ばかりで然(しか)るべき焦點距離(せうてんきより)を持つ虫眼(め)鏡を買(か)つて來て竹筒(つゝ)にはめ込(こ)んだのを、一方の面(めん)にとりつける。
木工場と鋳造場と、その向うの薄板(うすいた)工場と、第一工場のデッキの下を潜り抜けて、購買組合の前から通用門を抜けると往来へ出る。そこから一気に警察へ駈け込んで行ったのであった。
オンチ (新字新仮名) / 夢野久作(著)