“蒐集癖”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅうしゅうへき75.0%
しうしふへき25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まあすべてがその調子ちょうしでした。震災しんさい以来いらい身体からだよわためもあったでしょうが蒐集癖しゅうしゅうへき大分だいぶうすらいだようです。
夏目先生と滝田さん (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
ところで私には妙な蒐集癖しゅうしゅうへきがあって、昔から小遣いをすっかりレコードにほうりこんだんで一万枚以上もたまってしまってそのために倉庫を一つ建てねばならなくなった。
平次放談 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
僕は如何いかなる時代でも、蒐集癖しうしふへきと云ふものを持つたことはない。もし持つたことがあるとすれば、年少時代に昆虫類の標本へうほんを集めたこと位であらう。
続野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)