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菊
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ぎく
ふりがな文庫
“
菊
(
ぎく
)” の例文
そこでまず、
糞
(
ふん
)
だとか、根だけ食い残したのぼろ
菊
(
ぎく
)
だとか、
玉菜
(
たまな
)
の
芯
(
しん
)
だとか、
葵
(
あおい
)
の葉だとかいうものの
堆高
(
うずたか
)
く積まれた上に、彼は腰をおろす。
にんじん
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
黄いろいフランス
菊
(
ぎく
)
がいまを
盛
(
さか
)
りに咲きみだれている中庭のずっと向うにある、その
日光室
(
サン・ルウム
)
を彼女に指して見せた。
美しい村
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
彼はその夕明りの中にしみじみこの折目のついた十円札へ目を落した。鼠色の
唐艸
(
からくさ
)
や十六
菊
(
ぎく
)
の中に朱の印を押した十円札は不思議にも美しい紙幣である。
十円札
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
突當
(
つきあた
)
りの
芥溜
(
ごみため
)
わきに九
尺
(
しやく
)
二
間
(
けん
)
の
上
(
あが
)
り
框
(
がまち
)
朽
(
く
)
ちて、
雨戸
(
あまど
)
はいつも
不用心
(
ぶようじん
)
のたてつけ、
流石
(
さすが
)
に一
方
(
ぱう
)
口
(
ぐち
)
にはあらで
山
(
やま
)
の
手
(
て
)
の
仕合
(
しやわせ
)
は三
尺
(
じやく
)
斗
(
ばかり
)
の
椽
(
ゑん
)
の
先
(
さき
)
に
草
(
くさ
)
ぼう/\の
空地面
(
あきぢめん
)
、それが
端
(
はじ
)
を
少
(
すこ
)
し
圍
(
かこ
)
つて
青紫蘇
(
あをぢそ
)
、ゑぞ
菊
(
ぎく
)
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“菊(キク)”の解説
キク(菊)は、キク科キク属の植物。ここでは、狭義のキク(家菊〈イエギク〉、栽培菊〈栽培ギク〉)について詳述する。
日本では日本で観賞用多年草植物として花卉園芸で発展した品種群を和菊、西ヨーロッパで育種されて生まれた品種群を洋菊と呼ぶ。
(出典:Wikipedia)
菊
常用漢字
中学
部首:⾋
11画
“菊”を含む語句
菊石
菊五郎
菊池寛
野菊
菊之丞
菊池
小菊
菊石面
黄菊
雛菊
除虫菊
大菊石
菊理
東菊
菊綴
菊川
豆菊
菊花
菊池槍
白菊
...