“菊松”の読み方と例文
読み方割合
きくまつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「へい、ちつぢゞいには似合にあひましねえ、むらしゆわらふでがすが、八才やつつぐれえな小児こどもだね、へい、菊松きくまつつてふでがすよ。」
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「親分、土地の御用聞の菊松きくまつが、今朝一人挙げて行ったそうですよ」
飛騨国ひだのくに作人さくにん菊松きくまつは、其処そこあふたふれていまわるゆめうなされてるやうな——青年せいねん日向ひなたかほひたひ膏汗あぶらあせなやましげなさまを、どくげにみまもつた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)