“膏汗”の読み方と例文
読み方割合
あぶらあせ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
熔炉の並んでゐる室に入ると、半裸の支那人が大して膏汗あぶらあせを流す様子も無く、高度の熱と烈烈たる火光の中に黙黙として動いてゐる。
だが、あたしの弱かつたのはお灸のせゐだといまでは思つてゐる。なぜならば、膏汗あぶらあせ精根せいこんを五ツ六ツのころからしぼりつくしてゐるのだ。
お灸 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
それから三年の間、膏汗あぶらあせを搾るようにして続けた禰宜様宮田の努力に対して、報われたものはただ徒にかさんで行く借金ばかりであった。
禰宜様宮田 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)