“耳元”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みゝもと66.7%
みみもと33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見て餘所(よそ)ながらなる辭別(いとまごひ)愁然(しうぜん)として居たる折早くも二更(かう)の鐘(かね)の音(ね)は耳元(みゝもと)近(ちか)く聞ゆるにぞ時刻(じこく)來りと立上り音(おと)せぬ樣に上草履(うはざうり)を足に穿(うが)つて我家を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
耳元(みゝもと)近くから恐(おそろ)しい黄(きいろ)い声が、「変(かは)るよ———ウ」と叫(さけ)び出した。見物人が出口の方(はう)へと崩(なだれ)を打つて下(お)りかける。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
私(わたくし)はすぐ耳元(みみもと)に近(ちか)づいて、『私(わたくし)でございます……』と申(もう)しましたが、人間同志(にんげんどうし)で、枕元(まくらもと)で呼(よ)びかわすのとは異(ちが)い、何(なに)やらそこに一重(ひとえ)隔(へだ)てがあるようで
一層静になったように思われる時、つけたばかりの燈火の下(もと)に、独り夕餉(ゆうげ)の箸(はし)を取上げる途端(とたん)、コーンとはっきり最初の一撞(ひとつ)きが耳元(みみもと)にきこえてくる時である。
鐘の声 (新字新仮名) / 永井荷風(著)