“耳門”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くぐり75.0%
くぐりもん15.0%
くゞり10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
耳門くぐりからおよそ十五歩ばかり離れたところから、ふと門を眺めた時、自分の心を苦しめ悩ましていた原因をたちまち察知したのである。
れちがう事が出来ないくらいな狭い道で、五六歩行くごとに曲っているが、両側とも割合に小綺麗な耳門くぐりもんのある借家が並んでいて
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
しかし生活くらしの豊かな此辺は人気にんきが好いとみえて、耳門くゞりすと直ぐ中へ入ることができた。
或売笑婦の話 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)