“老込”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おいこ40.0%
おいこみ30.0%
ふけこ20.0%
おいこま10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おじさんなんか。まだまだそんなに老込おいこむ年じゃないわ。六十になっても、いやになるほど元気な人があってよ。」
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
すれば是は容易の公事くじでなしの惣右衞門めはとしこそ老込おいこみたれど並々なみ/\の者に非ずかれこれ評定所へいづるならば此方が是迄の惡事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
文士は芸術家の中に加えられるものであるが、然し僕はもう老込ふけこんでいるから、金持の後家をだます体力に乏しく、また工面くめんのよい女優のツバメとやらになる情慾もない。
申訳 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
尊敬そんきやうなすの餘り大先生はもう老込おいこまとても小先生には及ぶまじと云を却つて父の五左衞門は我が奧儀あうぎ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)