“公事”の読み方と例文
読み方割合
くじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
享保二丁酉年ひのとゝりどし十月廿二日双方さうはうとう又々評定所ひやうぢやうしよへ呼出しに相成前規の通役人方出座にて公事くじ人名前一々呼立濟て大岡越前守殿九郎兵衞を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
御領内に鎮座まします御社でござるゆえ、御身のものと申さば御身のものじゃが、社寺仏閣の公事くじ争い訴訟事は寺社奉行様御支配じゃ。
越前守は、平日どおり、奉行所に出仕し、白洲の訴訟を聴き、市政万般の公事くじを裁決して、変哲もない、平凡なせわしい日を送っていた。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)