“羆(ひ)” の例文
古昔(むかし)宋(そう)の文帝(ぶんてい)の頃(ころ)魏(ぎ)の中書學生に盧度世(ろとせい)と云者あり崔浩(さいかう)の事に坐し亡命(にげ)て高陽(かうやう)の鄲羆の家に竄る官吏(やくにん)羆(ひ)の子を囚(とらへ)て之を掠治(たゞす)羆(ひ)其子を戒(いまし)めて曰君子は身を殺て仁(じん)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「非(あら)ず、私(わし)が欲する処はの、熊(ゆう)にあらず、羆(ひ)にあらず、牛豚(ぎゅうとん)、軍鶏にあらず、鰻にあらず。」
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
昔仏王舎城(おうしゃじょう)に在(おわ)せし時、六群比丘、獅虎豹豺羆(ひ)の脂(あぶら)を脚に塗り象馬牛羊驢の厩に至る。皆その脂臭を嗅いで覊絆(きはん)を托拽(たくえい)驚走す、比丘輩我大威徳神力ある故と法螺(ほら)吹き諸居士(こじ)これを罵る。