純金じゅんきん)” の例文
きらびやかに品のいい貴婦人きふじんのような身なりをして、白い杖を手にもっていました。杖のあたまには、純金じゅんきんのくじゃくを、とまらせていました。
ジャックと豆の木 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
「そこで、何でございますなあ、そのコンパクト型爆弾で、純金じゅんきんでもってお作りになったものがありましたそうで……」
かれは、最初さいしょ純金じゅんきんほそせんでためしました。しかし、その音色ねいろは、あまりにんで、えきっています。つぎに、きんぎんこんじてほそせんつくりました。
楽器の生命 (新字新仮名) / 小川未明(著)
モン長 いや、こなたよりはまだまゐらするものがおぢゃる。吾等われら純金じゅんきんにてひめざうまうし、このヹローナがおな呼名よびならるゝかぎり、貞節ていせつなヂュリエットどのゝ黄金こがねざうをば上無うへな記念かたみあがめさせん。
そしてその人たちが、純金じゅんきんでできているとびらをあけてくれました。
「おかあさん、新聞しんぶんている相場そうばは、純金じゅんきんをばいうのでしょう、それでなくとも、っていけば、きっとやすいことをいいますよ。」と、令二れいじが、いいました。
金歯 (新字新仮名) / 小川未明(著)
天井てんじょうのあそこにある彫刻な、あれは中々古いもので、純金じゅんきんだよ。よっく御覧!」
純金じゅんきんに近い二十二金ですわ」
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)