“紅提灯”のいろいろな読み方と例文
旧字:紅提燈
読み方割合
べにぢょうちん50.0%
あかぢょうちん12.5%
べにちやうちん12.5%
べにちょうちん12.5%
べにぢやうちん12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、こうした事に、ものれない、学芸部の了簡りょうけんでは、会場にさし向う、すぐ目前、紅提灯べにぢょうちんに景気幕か、時節がら、藤、つつじ。
開扉一妖帖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
西瓜屋すいかや葭簀よしずが、ところてんと書いた紅提灯あかぢょうちん竿さおの先からぶら下げている路地口のかどだった。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
紅提灯べにちやうちんのきつづき、桃もひなめく
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
また、大通おほどほりの絹張きぬばり繪行燈ゑあんどう横町々々よこちやう/\あか軒提灯のきぢやうちんも、祭禮まつりやみはう相應ふさはしい。つき紅提灯べにぢやうちん納涼すゞみる。それから、そらえた萬燈まんどうは、しものお會式ゑしきおもはせる。
祭のこと (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)