空俵あきだはら)” の例文
私はよく近所の兒どもを集めて、あかい夕日のさし込んだ穀倉のなかで、温かな苅麥やほぐれた空俵あきだはらのかげを二十日鼠のやうにさわぎ囘つた。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)