“穫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
と73.3%
え10.0%
か6.7%
かる3.3%
とりい3.3%
ト3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おたがいに達者(たっしゃ)で、働(はたら)くことはできるし、それに毎年(まいねん)気候(きこう)のぐあいもよくて、圃(はたけ)のものもたくさん穫(と)れて、こんな幸福(こうふく)なことはない。
自分で困った百姓 (新字新仮名) / 小川未明(著)
けれど私の父はつもる不幸を耐えてきたおかげか、人生に対するさまざまのかなしみにもなれ、心の自由と愛とを穫(え)ているようです。
青春の息の痕 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
蒔(ま)くものは、穫(か)らざるべからず。今や徳川幕府も、二百年来の悪因果たる鎖国の苦(に)がき経験を嘗(な)めねばならぬ時とはなれり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
汝(なんじ)らの地(ち)の穀物(こくもつ)を穫(かる)ときには汝等(なんじら)その田野(たはた)の隅々(すみずみ)までを尽(ことごと)く穫(かる)べからず亦(また)汝(なんじ)の穀物(こくもつ)の遺穂(おちぼ)を拾(ひろ)うべからずまた汝(なんじ)の菓樹園(くだものばたけ)の菓(くだもの)を取尽(とりつく)すべからずまた汝(なんじ)の菓樹園(くだものばたけ)に落(おち)たる菓(くだもの)を
聖家族 (新字新仮名) / 小山清(著)
畔柳はこの手より穫(とりい)るる利の半(なかば)は、これを御殿(ごてん)の金庫に致し、半はこれを懐(ふところ)にして、鰐淵もこれに因(よ)りて利し、金(きん)は一(いつ)にしてその利を三にせる家令が六臂(ろつぴ)の働(はたらき)は
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
先祖の村々で、予め考へる事の出来る時間があるとしたら、作事(サクジ)はじめの初春から穫(ト)り納(イ)れに到る一年の間であつた。
若水の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)