稽古事けいこごと)” の例文
また茶の湯とか、挿花そうかとか、遊芸とかの稽古事けいこごとで過当な時間と精力を費しているのも非現代的だと考えます。
婦人改造と高等教育 (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
其時そのときはじめてたとかつて人橋ひとばしかけてやい/\ともらひたがる、御身分おみぶんがらにも釣合つりあひませぬし、此方こちらはまだつからの子供こどもなに稽古事けいこごと仕込しこんではおきませず
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
滅多めつたに外へ出る折もなく、町内の錢湯や、髮結ひ、きまつた道順の稽古事けいこごと、年に精々一度の芝居遊山が、人樣に顏を見られる機會で、出雲いづもの神樣が、この折を狙つて
幸子は彼女に稽古事けいこごとをさせるために、自分も附き合って習字や茶の湯の師匠のもとへ通っていたが、そんな風でも困るからと云うので、三度に一度はひとりで行かせるようにした。
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
秋袷あきあわせ身を引締めて稽古事けいこごと
五百五十句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
御身分がらにも釣合ひませぬし、此方こちらはまだ根つからの子供で何も稽古事けいこごとも仕込んでは置ませず、支度とても唯今の有様で御座いますからとて幾度いくたび断つたか知れはせぬけれど
十三夜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)