短気たんき)” の例文
旧字:短氣
「それじゃ、わしたちはでかける。あとは頼みます。これから毎日、あんたの無事を祈る。短気たんきをおこさぬようにな」
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「——見うけるところ、良人もあろうし、幾人いくにんかの子供もあろう人妻ひとづまではないか。なぜそんな短気たんきなことをいたす。くるしい事情じじょうがあろうにもしろ、浅慮千万せんりょせんばん……」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
短気たんき丹波といわれた男……。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「君。短気たんきを起さないがいいよ。川の中へはまって、あっぷあっぷするのは、いい形じゃないよ」
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「そう短気たんきなことをいったってむりだ。ものはなんでもしんぼうがかんじんだからな……おや、そりゃそうと、竹童ちくどうさん、おまえはたいそうすばらしい刀をさしているじゃねえか」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
短気たんきなことをしちゃいけないぜ」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)