“直立”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちよくりつ17.6%
すぐた17.6%
すぐだ17.6%
ちょくりつ17.6%
すぐだち11.8%
つつた11.8%
つゝたち5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もと直立ちよくりつしてゐたもので、たかさは七八十尺しちはちじつしやくもあつたものですが、二百年程前にひやくねんほどまへかみなりちたゝめにれたのだといふことでありました。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
赤松の直立すぐたつ見ればあきらけく正面まともの西日木膚こはだ照らせり
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
わが君は直立すぐだちおはし御眼鏡にほほゑましけり此方こなた見まして
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
いよいよ夏休みが、あと五週間ののちにせまったときに、サムとぼくは大戦慄だいせんりつをおぼえ、頭のかみの毛が一本一本ぴんと直立ちょくりつしたほどである。
恐竜艇の冒険 (新字新仮名) / 海野十三(著)
驕慢の圓葢まるやねよ、塔よ、直立すぐだち石柱せきちゆう
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
明るい方を向へむけ暗い方へ二人直立つつたつて睨んで居ますと、敵は少しも得進えすゝまず枕を投げるやら火鉢を投げるやら一パイの灰神楽です。
千里駒後日譚 (新字旧仮名) / 川田瑞穂楢崎竜川田雪山(著)
吐散せしが多兵衞はつひこらかね直立つゝたちさま茲な馬鹿八めと既に飛掛とびかゝらんとるを目玉も同く立上り小癪こしやくおのれがいや汝がと打てかゝれば此方もまけ仲間喧嘩なかまげんくわのどツたばた燭臺しよくだいを踏倒すやら煙草盆を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)