“皎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しろ40.0%
こう30.0%
かう10.0%
かえ10.0%
けう10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
西暦一九二四年ごろの巴里パリの本場でも、あんな風に美女がしろい歯を見せつつ、長い脚を一斉に上げたり下げたり
雷談義 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
と門附は、背後うしろの壁へ胸を反らして、ちょっと伸上るようにして、戸に立つ男の肩越しに、こうとした月のくるわの、細いとおりを見透かした。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
かうとして玉をあざむく小人せうじん
一握の砂 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
それとも太陽が、突如として消滅し、世界が真暗闇にかえったのかとも思った。
西湖の屍人 (新字新仮名) / 海野十三(著)
所謂理想派と雖も、あに徒らに鏡花水月をのみ画く者ならんや、心中の事実、けうとして明なる者を写すに過ぎざるのみ、然らば即ち是も亦写実派なり。
詩人論 (新字旧仮名) / 山路愛山(著)