“皎潔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうけつ50.0%
けうけつ25.0%
きょうけつ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これをのマヂニーが一句一言、その偉大なる品性の印象、道念の清遠皎潔こうけつなる高調、人情の円満なる進歩を主宰する上帝の摂理を仰望する活信を以て横溢おういつするに比す
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
皎潔けうけつ雪をあざむく上半の屋蓋は、高く碧空に聳えて、幾多の簷角えんかく、幾多の塔尖より石人の形の現れたるさま、この世に有るべきものともおもはれず。
長なす黒髪をうなじの中から分けて豊かに垂れ下げ、輪廓の正しい横顔は、無限なるものを想うのみ、よこしまなる想いなしといい放った皎潔きょうけつな表情を保ちながら
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)