畏縮いしゆく)” の例文
みぎのような次第しだいであるから、大地震だいぢしん出會であつたなら、最初さいしよ二三十秒間にさんじゆうびようかん場合ばあひによつては一分間位いつぷんかんぐらゐは、その位置環境いちかんきようによつては畏縮いしゆくせざるをないこともあらう。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
勿論もちろん崩壞ほうかいおそれなき家屋かおくうちにゐるとか、あるひ廣場ひろばなど安全あんぜん場所ばしよ居合ゐあはせたなら畏縮いしゆくするほどのこともないであらう。また餘震よしんおそれるにらないこともほゞまへべたとほりである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)