“瓦斯竈”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ガスがま75.0%
がすかまど25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其れから主婦や女中が洗濯するのを見ると食器を洗ふ流しの石で汚れ物をんで居る。其れから大きな瓦斯竈ガスがまの上へ綱を渡してその洗濯物が干される。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
其次そのつぎには經濟けいざい心得こゝろえひとは、衞生ゑいせい注意ちゆういするひとは、用心ようじんこのむものは、と三ぎやうならべていて其後そのあと瓦斯竈ガスがま使つかへといて、瓦斯竈ガスがまからてゐるまでへてあつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
釜の此方こなた厨人ちゅうじん土間に立ちてつぼを棚にせ、厨人の前方板にてかこいたる中に瓦斯竈がすかまど三基を置く。中央の置棚おきだなに野菜類のうずたかかごに盛られたるは同邸の一名物と称せらるる温室仕立の野菜なり。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)