特徴とくちよう)” の例文
以上いじようはなししたのは、つゞめていふとあつ𤍠帶ねつたいからだんおんかんといふふうにその各地方かくちほうてきしてよくそだ森林しんりん區域くいきと、そのたい特徴とくちようとでした。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
つまり平凡へいぼんなお手本てほんうつしになぞつてくものですから、だん/\つまらなく、その作者さくしや特徴とくちようすことが出來できなくなつたわけであります。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
それはオウストリヤのハルスタットといふところ古墳こふんからされた鐵器てつきが、よくその特徴とくちようあらはしてゐたので、さういふをつけたのであります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
十九といふにしては少しふけて、かしこさうな淺黒い顏、キリリとした眼鼻立は決して美しくはありませんが、何んか知ら一度見た者の記憶に燒きつく特徴とくちようを持つて居ります。
このうた特徴とくちようは、想像そう/″\してゐる景色けしきが、實際じつさいにあり/\とうかんでるようになつてゐるところにあります。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
このたい特徴とくちようとして、一年中いちねんじゆうしもゆきらないので、植物しよくぶつ生長せいちよう全然ぜんぜん休止きゆうしするときがありません。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)