片岡山かたおかやま)” の例文
片岡山かたおかやまという言葉ことばかぶせたかざりの枕言葉まくらことばで、うた意味いみは、片岡山かたおかやまの上に御飯ごはんべずにえてているたびおとこがあるが、かわいそうに、おや兄弟きょうだいもない
夢殿 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
「おまえたちはそんなむずかしいことをいっていないで、まあ片岡山かたおかやまへ行ってごらん。」
夢殿 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
大臣だいじんたちはぶつぶついながら、ともかくも片岡山かたおかやまへ行ってみますと、どうでしょう、こじきのなきがらをおさめたひつぎの中は、いつかからになっていて、中からはぷんとかんばしいかおりがちました。
夢殿 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)