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煖
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あた
ふりがな文庫
“
煖
(
あた
)” の例文
チベットでは酒を
煖
(
あた
)
ためて飲むということは全くない。で前に言いました通り茶と酒は終日終夜絶間なく飲むのです。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
借
(
かり
)
て
着替
(
きかへ
)
濡
(
ぬれ
)
し
着類
(
きるゐ
)
は
竿
(
さを
)
に掛け再び
圍爐裡
(
ゐろり
)
の
端
(
はた
)
へ來りて
煖
(
あた
)
れば二日二夜の
苦
(
くる
)
しみに
心身
(
しんしん
)
共
(
とも
)
に
勞
(
つか
)
れし上今十分に
食事
(
しよくじ
)
を成して火に
煖
(
あたゝ
)
まりし事なれば
自然
(
しぜん
)
と
眠氣
(
ねふけ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
屹度
(
きっと
)
、
曾祖母
(
おおばあ
)
さんは、
炬燵
(
こたつ
)
へ
煖
(
あた
)
って、眼鏡を懸けて、本でも見ていたんで
御座
(
ござ
)
いましょうね。
「ああしんど」
(新字新仮名)
/
池田蕉園
(著)
比丘「寒いから遠慮なしに
粗朶
(
そだ
)
をくべてお
煖
(
あた
)
りなさい、何も御馳走はないから」
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「頭、
煖
(
あた
)
んなさい、」と
竈
(
へッつい
)
の
後
(
うしろ
)
から
皺嗄
(
しわが
)
れた声を懸ける。
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
押
(
おさ
)
へたりと云ふに左京は是を
聞
(
きい
)
て大いに
訝
(
いぶか
)
り我々は大雪を
踏分
(
ふみわけ
)
寒
(
さむ
)
さを
厭
(
いと
)
はず
麓
(
ふもと
)
へ出て
網
(
あみ
)
を
張
(
はつ
)
ても
骨折損
(
ほねをりぞん
)
して歸へりしに貴殿は内に居て
爐
(
ろ
)
に
煖
(
あた
)
り乍ら千兩程の大鳥を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
述
(
のべ
)
ければ先々
緩
(
ゆる
)
りと
安座
(
あんざ
)
して火に
煖
(
あた
)
り給へといふ吉兵衞は世にも
有難
(
ありがた
)
く思ひ火に
煖
(
あた
)
れば今まで氷たる
衣類
(
いるゐ
)
の雪も
解
(
とけ
)
て
髮
(
かみ
)
よりは
雫
(
しづく
)
滴
(
したゝ
)
り衣服は
絞
(
しぼ
)
るが如くなれば
彼
(
かの
)
男もこれを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
煖
漢検1級
部首:⽕
13画
“煖”を含む語句
煖炉
煖爐
煖房
煖炉棚
瓦斯煖炉
壁煖炉
煖酒
飽煖
煖飽
煖陶
煖爐用煙突
煖爐用煉瓦
煖爐棚
煖爐圍
煖炉敷
煖炉前飾
煖房装置
煖房器
煖坑
温煖